この記事のポイント
  1. プリウスの燃費が他の車種と比較して優れている理由
  2. プリウスの燃費性能はグレードによって若干異なるが、どのグレードでも低燃費である
  3. プリウスはエネルギー回生機能も備えており、燃費性能向上に貢献している

プリウスの燃費が良すぎる理由

プリウスの燃費が良すぎると感じたことはありますか?
その理由は、トヨタがプリウスのために開発したさまざまな技術にあります。
ハイブリッドシステムの高効率化は勿論、ボディの形状やアルミホイールの形状に至るまで、空力性能を高めることで低燃費を実現しています。

さらに、プリウスは各グレードでも燃費が良く、特に WLTC モードでのカタログ燃費は実走行に近い環境で計測されています。
この記事では、プリウスの燃費が良すぎる理由を詳しく解説します。

プリウスの実燃費

プリウスの顔
出典:TOYOTA

プリウスの実燃費は、FF 車で 21~23km/L 程度となっています。
4WDでも電気式のE-Fourを採用しているので、滑りやすい路面でもあまり燃費を悪化させずに走行できるのが特徴です。

プリウスのカタログ燃費は、エントリーグレードの「E」で 32.1km/L となっています。「A」や「S」は 30.8km/L です。
これらの数値は通常走行シーンに近い WLTC モード燃料消費率のため、実燃費との差が少なくなっています。

これは、プリウスが効率の良いハイブリッドシステムを搭載しているためで、乗り方によってはさらに高い実燃費数値が出ることもあります。

プリウスの燃費ランキング

プリウスの後ろ姿
出典:TOYOTA

プリウスはその燃費性能で高い評価を得ています。
それぞれのグレードにおける WLTC モードのカタログ燃費は以下の通りです。

• E: 32.1km/L
• S: 30.8km/L
• S ツーリングセレクション: 27.2km/L
• A: 30.8km/L
• A ツーリングセレクション: 27.2km/L
• A プレミアム: 30.8km/L
• A プレミアムツーリングセレクション: 27.2km/L

これらの数値は、信号や渋滞などの通常走行に近い市街地モードや、郊外で長距離を走れる郊外モード、さらに高速道路モードが設定されている WLTC モードで計測されています。

また、実燃費はカタログ燃費よりも落ちる傾向がありますが、プリウスの場合、2WD のカタログ燃費達成率は 73%、4WD のカタログ燃費達成率は 75%と比較的高い数値を示しています。
これはプリウスの効率的なハイブリッドシステムが大きく貢献しており、その結果、プリウスは燃費ランキングでも常に上位に位置しているのです。

WLTC モードとは?

WLTC モードとは、Worldwide Harmonized Light Vehicles Test Cycle(世界共通乗用車試験サイクル)の略称です。これは、自動車の燃費や排出ガスの性能を測定するための国際基準のテストサイクルです。

WLTC モードは、実際の運転条件に近い走行状況をシミュレートすることを目的としており、市街地や郊外、高速道路などさまざまなシナリオを再現します。テストサイクルの中で、一定の速度や停止・発進、加速・減速などのパターンが規定されており、車両はこのパターンに従って走行します。

なお、WLTC モードの試験結果は、カタログ燃費として表示されることがあります。これは、一般的な走行条件やシナリオに基づいて計測された燃費値であり、実際の運転条件や個々のドライバーのスタイルによって異なる実燃費となる場合があります。しかし、WLTC モードの試験結果は、異なる車種やグレードの比較において一定の基準として利用されています。

プリウスの夏場の燃費

プリウスのエンジンルーム
出典:TOYOTA

夏場の燃費についても、プリウスはその性能を発揮します。エアコンの使用や高温によるエンジンの負荷増加など、夏場は燃費が悪くなりがちですが、プリウスはその影響を最小限に抑えることができます。

プリウスの燃費性能は、そのハイブリッドシステムと独自のエネルギーマネジメントによるものです。エンジンと電動モーターの最適な組み合わせにより、エネルギーの無駄を極力排除し、高い燃費性能を実現しています。

特に、エアコンの使用によるエンジンの負荷増加を、電動モーターで補うことで、夏場でも燃費性能を維持します。

また、プリウスはエアコン自体の効率も追求しています。エアコンの冷房効果を最大限に引き出すための制御技術や、冷房時のエンジン負荷を軽減するための独自のシステムを採用しています。

これにより、エアコン使用時でも燃費を落としにくく、快適な室内環境を保ちつつ、高い燃費性能を維持します。

さらに、プリウスはエネルギー回生機能も備えています。ブレーキをかける際や下り坂などでエンジンの出力が必要ない状況では、電動モーターを発電機として利用し、エネルギーを電気エネルギーとして回収し、バッテリーに蓄えます。

この回生エネルギーを再び走行に利用することで、燃費性能を向上させています。
これらの技術により、プリウスは夏場でも高い燃費性能を発揮します。

新型プリウスの燃費とその進化

2023年1月に発売された新型プリウスは、その燃費性能で大きな話題となりました。
一部のユーザーが SNS でその驚きの燃費性能を報告し、注目を集めたのです。

その報告によれば、新型プリウス(2 リッターハイブリッドモデル)の燃費公称値(WLTC モード)は 28.6km/L で、カタログ値よりも低燃費を記録しています。

新型プリウスは、これまでの省燃費性能にスポーティさをプラスしたクルマへと進化しました。

新型プリウスの燃費性能の秘密は、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムにあります。
このシステムは小型・軽量を徹底させており、高回転モーター、パワーコントロールユニットをトランスアクスル直上への搭載するなど、コンパクトにして無駄がないシステムに仕上げています。

また、ハイブリッドシステムに欠かせないバッテリーもニッケル水素電池とリチウムイオン電池の2つのタイプが用意され、どちらも小型・軽量化されることで、リアシート下に配置して車内空間に影響が出にくいようにしています。

これらの技術的な進化により、新型プリウスはその燃費性能をさらに向上させています。

初代プリウスの実燃費とその評価

初代プリウスの燃費は、28.0km/L(10・15モード)となっています。
これは、当時のガソリン車の2倍に迫る高い数値です。

ハイブリッド専用に開発されたエンジンの1NZ-FXEは、モーター駆動のアシストが得られるハイブリッドのシステムにより従来の車の実に約 2 倍の燃費性能を達成し、CO2 の排出量を約 1/2 に削減することに成功しました。

このような高い燃費性能は、プリウスが 21 世紀に先駆けた画期的な車であることを証明しています。

プリウスの燃費が良すぎる秘密

プリウスのリアパネル
出典:TOYOTA

プリウスの燃費が他の車種と比較して優れている理由は、上述の通り、その独自のハイブリッドシステムと空力性能によるものです。

プリウスはトヨタのハイブリッド専用車として販売されており、そのためにトヨタのさまざまな技術が搭載されています。

ハイブリッドシステムは、ガソリンエンジンと電気モーターの二つのパワーソースを最適に組み合わせることで、走行状況に応じて最高の燃費性能を発揮します。

例えば、街中の低速走行時には電気モーターだけで走行し、高速道路などの高速走行時にはガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせて走行します。
これにより、どのような走行状況でも燃費を最適化することが可能となっています。

さらに、プリウスはボディのフォルムやアルミホイールの形状に至るまで、空力性能を高めることで低燃費を実現しています。空気抵抗を最小限に抑えることで、エンジンの負荷を軽減し、それにより燃費を向上させています。

プリウスの燃費性能は、走行経路や運転方法によっても大きく影響を受けます。
例えば、EV 走行(電気モーターのみでの走行)が可能な区間を多く取り入れることで、燃費をさらに向上させることが可能です。

若者がプリウスを選ぶ理由とその背景

プリウスのフロントグリル
出典:TOYOTA

若者がプリウスを選ぶ理由は多岐にわたりますが、中でも特に注目すべきは、プリウスの卓越した燃費性能と先進的なエコテクノロジーです。

プリウスは、38km/L という驚異的な燃費を実現しており、これはエンジンの排気量アップ、空気抵抗の軽減、そして更に進化したハイブリッドシステムによるものです。

また、天井部にはソーラーパネルを備えており、真夏の炎天下でも自動的に換気をしてくれる「ソーラーベンチレーションシステム」が採用されています。

これらの特性は、環境への配慮と経済性を重視する若者にとって、大きな魅力となっています。
さらに、プリウスは低金利ローンの利用により、よりお得に購入することが可能で、これも若者にとって大きなメリットとなっています。

プリウスは、満タンで何キロ走る?

プリウスの室内
出典:TOYOTA

プリウスがガソリン満タンで何キロ走れるかは、その燃費性能とタンク容量から計算することができます。
具体的な数値は、使用状況や走行条件によりますが、通常は満タンの状態から約 800km 以上走行することが可能です。

理論上最も長く走れる距離を計算するためには、各グレードのカタログ燃費とガソリンタンクの容量を掛け合わせる必要があります。
例えば E グレードの場合、32.1km/L の燃費でガソリンタンクが 43L だとすると、計算上は約 1300km 走行可能となります。

ただし、実際の走行距離はさまざまな要因により変動し、1300Kmに届かない場合もありますのでご注意下さい。

「プリウスの燃費が良すぎる件」のまとめ

かっこいいプリウス
出典:TOYOTA

当記事の主なポイントは以下の通りです。

・プリウスはどのグレードでも燃費が良い
・実燃費はカタログ燃費よりも落ちる傾向があるが、参考になる数値である
・プリウスの実燃費は FF 車で 21~23km/L 程度となっている
・4WD でも電気式の E-Four を採用しているので、燃費を落としにくい
・ハイブリッドシステムを高効率化させ、空力性能を高めることで低燃費を実現している